イスラム国の方々、私は日本に住んでいる14歳です。
あなた方に、お願いがあります。
もし湯川さんと後藤さんの命を握っているのならば、2人の命をお救いください。
何故、同じ人間だというのに、武力でしか他国に自分たちの気持ちを伝えられないのでしょうか。
考えてみてください。自分が嫌なことをされたら、それは他の人も同じではないのかということを。
私は自分がされて嫌なことは、他人にしません。
なぜなら、もし私の家族が危険な目に遭っていたらとても悲しいからです。
あなたは、自分や自分の家族が危険な目に遭っていたら嬉しいですか?
そんなことはないと思います。悲しいと思います。
大切な人が、自分の知らない地で危険な目に遭っていたら、とても悲しいです。
たとえそれが、「行ってはいけない」と言われているのに自分の意思で行ったとしても。
14歳の子供に言われても、「世界を知らないのに綺麗事ばかり言うな」と思うかもしれません。
確かに、私は世界を知らない。
戦争や紛争、自分たちの命をかけて大切な人を守るということも、分かりません。
それは、日本人には戦う意思がないから。
武器を所持することを、法律で禁止されているから。
しかし、これだけは言えます。
命以上に、重いものなどない。
どんなに価値があるものを持っていたとしても、それは決して命には変えられない。
2人の命を、どうかお救いください。
私は、あなた方を信じたい。
国が違くても、話す言葉が違くても、同じ「人間」だから。
人は、武力だけで、力ずくで相手を倒すことしかできないのでしょうか。
見た目が違くても、考え方が違くても、同じ人の子だというのに。
日本人は、「話し合い」で相手の意見を尊重しつつも、良い結果へと導きます。
イスラム国の方々、良い結果を選ぶことを、願っております。
お願いします。
これを最後まで読んでくださったのなら、きっとあなたは素晴らしい心を持っていると信じて。